こんにちは、Georgeです😊
私はこれまでの人生の中で、外国に合計4年間住んでいたことがあります。
観光や出張などの短期滞在と違って、住んでいるといろいろわかってくることがあります。
大半の場合、何ごとにもきっちりとしている日本と比較して、「日本だった○○なのになぁ」とがっかりしていたのですが、一方で、「これは、日本人も是非見習うべきことだな」と思うこともありました😊
今日のジャーナルでは、マナーや生活習慣の中で、「海外の方が優れているんじゃないか」と思うことを取り上げてみたいと思います。
<butter, please.>
はじめは、テーブルマナーについてです🌟
対面で片側に二人ずつ、合計4人が座って食事をしているテーブルを想像してみてください。
少し腰を浮かせて手を伸ばせば、自分が座っている席とは反対側のテーブルの端まで届くような、あまり広くないテーブルで、両親と弟のTerry、そしてあなた、家族4人での食事です😊
パンにもう少しバターを塗りたくなったのですが、あいにくとバターは隣に座っているTerryの真ん前にあります。
日本の家庭だったら、だまってす~っと手を伸ばしてバターを取るのではないでしょうか。
これは、アメリカでは完全にアウトです🚫
自分の席の近辺にないものは、他の人に取ってもらうのがマナーです。
家族との夕食であっても、ましてや会社の取引先との会食であればなおさら、人の目の前に手を伸ばすという行為は失礼なものに映ります。
バターはもとより、塩や胡椒などは目立たなくて、食事や会話に夢中になっている人には、それがどこにあるかすぐにわからないケースも多いので、状況にも依りますが、呼びかけとともに、「○○を取って」とお願いすることになります😊
家族であれば
“Dad, butter, please.” “Terry, pass me the salt, please.”
みたいな感じです。
そして、受け取ったら、Thank you.を必ず言います🌷
少し前にTerryに塩を頼んでいて、今度は胡椒を取ってもらったような場合であれば、Thanks again. と、ちゃんとお礼はその度に言ってくださいね。
もし、会食相手が取引先や目上の人のような場合は、
“Mr. Freeman, would you pass me the pepper, please.” と、丁寧な物言いになります😊
気付いた方もいるかもしれませんが、食卓にある「特定の」バター、塩なので、Pass me the saltのように、定冠詞のtheが付きます。
一方で、家族の例で示しましたが、pass meを省略すると、theも言わないくなり、”salt, please.” “pepper, please.”のようになります✨
次に、応用編です。片側3人、合計6人の少し大きなテーブルでのフォーマルな食事場面を想像してください。
あなた(仮に、鈴木さんとします)は端に座っているのですが、バターが反対側にあって、とても手が届かないです。

この場合でも基本は同じです。
”Mr. Meisner, would you pass me the butter, please.”と言えば、Meisnerさんが真ん中のFelderさんに手渡して、Felderさんがあなたにバターを渡してくれます。
“Thank you”は必須ですね😊
今回の図では、あなたの目の前に塩と胡椒があります。
逆のパターンですが、Henleyさんから”Suzuki-san, would you kindly pass me the salt and pepper, please.”と言われたら、あなたは、”Here you go.” とか “Of course!”などと言って、塩と胡椒をFelderさんかFreyさんに渡します。
これで完璧ですね笑
脱線しますが、私のホストシスターは、よく”please”を付けずに、”salt”. “Mom, pepper”.とだけ言っていて、両親から”SAY ‘please!’” (ちゃんと、pleaseを付けなさい!) と、叱られていました😊
アメリカの家庭における躾(しつけ)の場面を直に見た瞬間でした。
いずれにしても、他人の目の前に手を伸ばして自分で取る、というのは大きなマナー違反になることを覚えておきましょう。
また、このマナーは日本でもどんどんやるべきだと思います。
無理な体勢でバターを取るよりも、人に取ってもらう方が、遥かにスマートですよ👍
<ドアの引継ぎ>
次は、建物の出入り口などでよく見られる光景です。
アメリカでは、後ろから人が来ているときに、ドアを押さえておいて、次の人にリレーするのがごく普通のマナーです😊
いわば「ドアのバトン渡し」です。
自分が建物に入るとき、あるいは出るとき、もしもすぐ後ろに誰かがいるのがわかったら、ドアをぱたんと閉めずに、ほんの数秒だけ手で押さえておきます。
そして、その人が手を伸ばせる距離に来たら、軽く目を合わせて手渡すようにして、相手がドアを受け取ったら自分は離れます🌿
もちろん、相手が数メートルも後ろにいるのに、わざわざ待っている必要はありません。
アメリカ人もそこまで律儀ではありません😊
でも、「すぐ後ろにいる」人に対してドアを支えてあげるのは、ほとんどの人が無意識にやっています。
ですから、ドアが勢いよく閉まり、あとから来た人の鼻先でバタンと音を立てる、というようなことは起こりませんし、そんなことがあったら、後ろの人からは「なんて無神経な奴」と思われてしまいます。

一方で、日本ではどうでしょうか。
駅ビルやオフィスなどで、ドアのバトンを受け取る経験は、あまり多くないと思います。
むしろ、自分の直後から足腰の悪い人がいたとしても、何となく気づかないふりをしてそのまま行ってしまう人が多いかもしれません😊
悪気があるわけではなく、「人との距離をとる」のが自然な文化だからなのかもしれません。
でも、この「ドアを引き継ぐ」マナーは、実はとても気持ちのいいものです。
ほんの少しの気配りで、お互いに笑顔になれる瞬間です🌸
実際、私がアメリカにいたときも、ドアを支えてもらったらほぼ必ず繰り返される “Thank you.”と“You’re welcome.”。
日本では、皆無とは言いませんが、ほとんど目にすることはありません。
ただ、このマナー、皆さんにもトライしてみていただきたいのですが、上手くいかない可能性もあります😊
私自身、日本では何回か失敗しています。
後ろから歩いてきている人が、ちゃんとドアのバトンを受け継いでくれるといいのですが、少しドアを開けているのをいいことに、そのまま素通りされてしまいました。
まるで、私がドアボーイになったかのような感じを受けました。
しかし、少なくとも、ベビーカーを押した人や杖をついているような人が後ろから来ていたら、しっかりとドアを開けておくようにしましょうね👍
<Кто (Who)?>
次の例は、ロシアのお話しです。
例えば、お店の開店前とか、バス停でバスを待っている時など、日本だと整然と列が作られていて、そこに並ぶことが多いと思います😊
お店によっては、列を作りやすいように予めスタンションが設置されたりしていますよね。
ロシアでも行列が作られることもありますが、バス停などの場合、10人、20人くらいが雑然とたむろしているようなケースがままあります。
雑然としていても次のような暗黙なルールがあるので、実は順番がわかるのです。
・新しくバス停にやってきた人は、Кто последний?(クトー・ポスリェィドニィ=Who is the last?(誰が最後?))と聞く😊
・そうすると、その直前に来ていた人がЯ(イャ=I(私(が最後)です。) と答える。
・そして、「あぁ、私はこの人の次の順番なんだな」ということがわかる🌟
こうしたやり取りが続いていくので、順番が保たれていくことになります。
これは、マナーというか、文化として定着しているので、短縮してКто? (クトー=Who?(誰?))だけでも通じます。

<автобус (bus)>
次もロシアのお話しです😊
ロシアの各都市には、15~20人乗りの小型バスが運行されています。
(bus(バス)のロシア語はавтобус(アフトーブス)と言います。)
この小型バス、本当にたくさんの路線があって、どこまで乗っても数十円均一料金と大変に安く、また、路線にもよりますが5分程度間隔で来るので、とても便利な交通手段です🚍
そして、料金の支払い方法が独特です。
料金箱がある訳ではなく、乗客が運転手に直接支払うのが基本です。
そして、いつ支払ってもいいんです😊
小銭を前もって準備していて、乗車時に支払う人もいますし、降りる時に支払う人も多いです。
さらに、乗り込んで座席に座ってから財布を出して、運転中のドライバーに渡す人もいます。
その人が後ろの座席にいる場合、前の人に声をかけて、順繰りにお金がリレーされ、最終的に運転手にまで手渡される、次の絵で示すようなことが日常茶飯事的に行われています。

<終わりに>
ロシアの二つの例は、日本には根づいていない文化なので、今すぐ真似することはできないのが残念です😊
ただ、この例がアメリカにおける「バターを取って」と「ドアのリレー」とともに共通しているのは、他者とのちょっとしたコミュニケーションがごく自然に行われているということです。
日本はいろいろな点でとても整然としているのですが、実は人に声をかけるということが多くない気がします。
少しだけ、見知らぬ人とのコミュニケーションを多めにとってみませんか?✨
あなたが変わって、それがみんなに移っていくと、少しずつ生きやすい社会になるんじゃないか、と思ったりしています。
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