こんにちは、Georgeです😊
みなさんは、George Harrisonという人を知っていますか?
The Beatlesの元メンバーのギタリストです🎸
ビートルズの歌は、John Lennon、Paul McCartney両名の作品が大半なのですが、ジョージ・ハリスンが作詞・作曲してリードボーカルとして歌ったものも20曲程度あります。
さて、2025年11月のある日のこと、ラジオでジョージ・ハリソンの特集番組を放送していました📻
ビートルズ時代から解散後のソロ活動の歌まで年代順に紹介するという、約1時間の番組でした。
その2曲目か3曲目で、彼が作詞・作曲した”Here Comes The Sun”というビートルズ時代の歌がかかりました🌞
その時のラジオ・パーソナリティの曲紹介を全文、修正なしで掲載します:
「1969年の発表です。この曲は、アップルのビジネス問題に疲れたジョージがアップルのオフィスを抜け出して、エリック・クラプトンの家に遊びに行った時に作られています。」
この文章を見て、みなさんはどう思いましたか?
おそらく、今の高校生や大学生の皆さんの多くは、頭の中に「?」が浮かんだのではないでしょうか🤔
「アップルのビジネス問題?ジョージ・ハリスンって、スティーブ・ジョブズと喧嘩でもしたの?」
ビートルズのファンの方ならわかったかもしれないですが、「アップル違い」なんです。
ビートルズは、自分たちが設立した”Apple Corps(アップル・コア)”という会社の中に”Apple Records”という音楽部門(レーベル)を設けていました。
簡単に言うと、自分たちのレコードの販売と管理をする会社です🏢
その設立が1968年です。
一方で、スティーブ・ジョブズらが”Apple Computer Company”を設立したのが1976年、そして、現在のApple Inc.になったのは2007年です🍎
これで、全ての方にお分かりいただけたと思いますが、この紹介文に出てくるアップルとは”Apple Corps”のことで、スティーブ・ジョブズは全く関係ないんですね💡
このラジオ原稿を書いた放送作家の方は、まず間違いなくビートルズ世代の方だったのでしょう。
その方にとって「アップル」といえば、「ビートルズのレコード会社」以外あり得なかったのでしょう。
しかし、現代の圧倒的多数の人々にとって、「アップル」といえば、リンゴのマークのIT企業ですよね。
この放送作家さんにとっては、「アップルと言えばビートルズ」が自分の『常識』だったのでしょう。
(推測ですが、WindowsパソコンやAndroidスマホユーザーで、MacPCやAppleスマホは持っていないのかもしれません。)
その結果、スティーブ・ジョブズの「スの字」も頭をよぎらなかったんだと思います。
しかし、多くのリスナー(特に若い世代)の頭の中に、「?」マークを残してしまいましたね😅
今日は、このエピソードをきっかけに、私たちの日常に潜む「常識の罠~思い込み」という名の落とし穴について、考えてみたいと思います💭
まず、小噺として有名なお話を一つ紹介します。
とある企業のオフィスにて
ベテラン社員X「Y君、これをB5でコピー取ってきて。大至急ね!」
新入社員Y「はい、わかりました!」
数分後、Yが戻りましたが……
X「おい、遅かったじゃないか。何してたんだ?」
Y「はい。エレベーターホールまでは行ったんですけど、地下5階に行くエレベーターを見つけられませんで・・・。」
不要かとも思いますが、一応、解説しておきます。
用紙サイズ(B5サイズ)とB5階(Basementの略)の勘違いです📝
用紙サイズにはA版とB版があって、B5サイズは割に小さ目の用紙です。
一方、B5階、つまり地下5階は、相当深いですね😲
(余談ですが、B2階くらいまであるビルは多いと思いますが、さすがにB5階まであるビルは、あまり多くないでしょうね。)
こうした「誤解」が起こる原因は本当にさまざまあり得ます。
いくつか、思いついたものを挙げてみます。
<常識の罠が起こる原因①~ジェネレーションギャップ>
先ほどのアップルの例で、誤解の主原因は世代の違いでした。
世代間ギャップは、人と人との間で常識違いが起こるとても大きな原因です👥
別の例で、「こんなものもあった」というのを紹介します。
WordやExcelの左上の端にある「上書きボタンのアイコン」が何だかわかりますか?
これは、「フロッピー・ディスク」という、1980~90年代に使われていた記録媒体の絵なんです💾
2HD、2DDという2種類があって、容量はそれぞれ1.44MB、720KBしかなかったんですよ。
写真1枚すらまともに入らない代物でしたが、これですら画期的だった時代があるんですね。
↓

容量が少ない分、やたらと枚数が必要で、みんな、こんな感じのケースに入れたものを自分の引き出しに入れていました。
↓

フロッピー・ディスクを使っていた世代と、物心ついた時にはUSBだった世代で、この「保存ボタン」の理解が変わってきますね。
もう一つ。
DMという単語も認識違いの原因になるかもしれないですね。
ある会社の部長が20代の部下に「VIP顧客にDMしておいてね」と伝えたとして、もしかしたらその部下の人は、顧客リストのインスタアカウントにDirect Messageを送ってしまうかもしれません。
もちろん、部長の指示は、チラシ等を封筒に入れて郵送するDirect Mailです。
もしこんな誤解が実際に起こったらと考えると、とても怖いですね😱
<常識の罠が起こる原因②~時間の観念>
人によって、時間に対する感じ方が異なることで「常識のズレ」が生じ得ます。
「ちょっと待ってね」と言われて、どのくらいの時間をイメージするかは、個人差があります。
せっかちな人であれば5秒、悠長な人だと5分かもしれません⏱️
せっかちな人が5分待たされたらイライラするし、逆に悠長な人は、「なぜ、この人、こんなにイライラしているの?」と疑問に思うことでしょう。
<常識の罠が起こる原因③~距離の観念>
距離感のズレで認識違いが生じることもあり得ます。
私には、友人から「すぐそこだから、一緒に行こうよ!」と言われて、2km以上、30分も歩かされた経験があります🚶
私はせいぜい500mくらいだと思っていたのですが・・・。
イライラを通り越して、「なんでこんなに違うんだ」とあきれ返ったことを覚えています。
<常識の罠が起こる原因④~文化・慣習の違い>
ジェネレーションギャップ以上に誤解が生じる可能性が高いのが「文化」や「慣習」の違いです。
数え上げればきりがないとは思いますが、私が3年間滞在したロシアに関する例を二つ紹介します🇷🇺
突然ですが、質問です。
「ロシア人の友人宅に食事に招かれ、『午後6時からね』と言われました。さて、あなたは、何時に友人宅を訪問しますか?」
日本人は「遅れちゃいけない」「少しは手伝わないといけないかな」と考えるので、「5:50~5:55」くらいに着こうと準備すると思います。
が、ロシア人にとっては、「6:15過ぎ」が常識なんです。
これは、彼らが時間にルーズなのではなく、「友人は6時きっかりに料理を終える。もしかしたらちょっとだけ時間が押しているかもしれない。料理が終わってから着替えやメークの時間も必要だよね。」と考えて、わざとゆっくり行くのが暗黙の了解事項なんです⏰
私がロシア人の友人を家に招いた時に逆の体験をしました。
ランチだったので、「12時から」と約束をしていたのにも関わらず、その友人が着いたのはきっちり「12:30」。
私は「遅れるなら連絡くらい入れろ」というイライラから、「なぜ、まだ来ない?本当に来るの?」という不安に変わっていきました。
「遅れてごめん」のひと言もなく、ごく自然に来たので、それまでの疑念も忘れて、楽しい食事会になりました🍽️
そのあとでいろいろと調べたら、ロシア人のものの考え方がわかった、というお話しでした。
もう一つ。
ロシア人にお花を贈る時の注意です。
ロシアでは、恋人や友人にお花を贈る風習が日本より強く、街中のあちこちに花屋があります。
そして、プレゼントとして渡すお花は、必ず奇数である必要があります🌷
極端に言えば、30本の立派な花束よりも1本のお花の方が正解です。
1本の花であれば喜ばれますが、30本の花束は「何よ!あんた!」という言葉とともに投げ捨てられるかもしれません。
偶数の花束は死を連想させます。
葬式や墓参りの時には偶数の花束を手向けるんですね💐
ロシアの例を二つ挙げましたが、よく考えたら、同じ日本でも、さまざまな風習があり、戸惑うことも多いですよね。
パッと思いつくのは、東京と大阪ではエスカレーターで立つ側が逆だとか、北海道の結婚式が会費制なんていうのもあります。
さらには、方言での誤解もありえます。
関西で「なおす」と言えば「片付ける」ことですし、北海道で「ごみを投げる」と言えば「捨てる」ことです🗣️
政治家が「前向きに検討します」と答弁して、何もしないのも文化ですかね😅
<終わりに>
今回の話を通してお伝えしたかったのは、「前提が違うと、話は簡単にズレる」ということです。
アップル、B5のように、言葉は同じでも、頭の中に浮かぶイメージが違えば、会話はすれ違ってしまいます。
また、文化・風習という大前提の違いに気が付かないと、大きな誤解を生む可能性もあります。
そして怖いのは、誤解が起きた瞬間に、本人たちがそれに気付けないことです⚠️
お互いに「当然こうだろう」と思っているからこそ、確認を省いてしまう、これが「常識の罠」です。
仕事でも家庭でも、人間関係のトラブルの多くは、こうしたズレから始まります🤝
友人と話していて、もし、「えっ?」と思うことが少しでもあったら、「念のため確認していい?」と言ってみましょう。
この一言が、あなたを守ってくれるかもしれませんよ🛡️
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