○休憩の取り方が超重要!疲れにくい学習方法「ポモドーロ・テクニック」のすすめ
こんにちは、Timです。
もうじき冬休みに入りますが、長期期間用の学習計画は立てていますか?
長期休みは普段と生活リズムが違い、学習が長時間になるので、
計画が難しくなったり、頑張りすぎてしまったり、
集中が切れて計画通りに進まなかったり……ということが起きやすい期間です。
今回は、長期休みにぴったりの、
集中力と時間管理力を養える「ポモドーロ・テクニック」という手法を紹介します!
●生産性を高めるポモドーロ・テクニック
ポモドーロ・テクニックとは、
短い作業時間と休憩(この1セットを“1ポモドーロ”と呼ぶ)を繰り返す手法です。
具体的には、「25分学習+5分休憩」というサイクルをひたすら続けること。
1日でやりたい学習内容を25分程度の作業に分割し、各ポモドーロに振り分けていきます。
4ポモドーロごとに長めの休憩(15〜30分間)を取りましょう。
たとえば、お昼にしっかり学習時間が取れる1日の計画は、
13時-15時 4ポモドーロ
15時-15時半 長めの休憩
15時半〜17時半 4ポモドーロ
17時半〜18時 長めの休憩
※4ポモドーロの内訳:(25分学習→5分休憩→25分学習→5分休憩→25分学習→5分休憩→25 分学習→5分休憩)
といった感じで学習時間を設定し、タイマーを正確に25分測って学習してください。
1ポモドーロごとに、「長文問題に取り組む」「長文問題の答え合わせ&復習する」「単語帳を5ページ分覚える」
など計画してから実施しましょう。
1日の学習が終わったら、計画した学習内容に対して何ポモドーロかかったのか記録します。
たとえば2ポモドーロで終わると想定していた学習内容が4ポモドーロかかった場合は、
見積もりが甘かったと分かるので、今後の計画に反映していきましょう。
*ポモドーロ中の5分休憩の使い方
頭をしっかり休めることがとても大切です。
具体的には、目をつむる、水を飲む、席を立って背筋を伸ばすなど。
私の考えでは、「ポモドーロ・テクニックを活用する=休憩をうまく取る」
と言ってもいいくらい、休憩の取り方が大事だと思っています。
ここでSNSやYoutubeを見てしまうと、気が散って作業に戻れなくなってしまうので、
頭が何も考えなくてよい休憩を取るようにしましょう。
●どんな効果がある?
・疲れにくくなり、集中力が上がる
こまめに休憩をとることで、集中力が高い状態で学習を続けることができます。
また、「1ポモドーロ内に、この内容を終わらせよう!」
と締め切り感覚を持って取り組めるので、集中力は増すでしょう。
何時間も休憩なく学習を続けてしまうデメリットは、反動で次の日学習できなくなってしまうこと。
その瞬間はアドレナリンが出て長時間続けられるかもしれませんが、疲れはどんどん蓄積します。
しっかり休憩を取り入れることで、集中力を持続させ、安定して成果を出せるようになります。
・計画の精度が上がる
自分の限界を知り、無謀な予定を立てることがなくなります。
なんとなく「1日にこれくらい」と計画していては、
どの学習内容にどれだけの時間がかかっているか計測が難しい。
そのため、自分のパフォーマンスが読めず、見積もりが甘くなってしまいます。
いつも同じ時間枠で学習することで、自分がその学習にどれだけ時間が必要か知ることができます。
見積もりと計測を繰り返していれば、自然と計画の精度も上がっていくでしょう。
●最後に
今回ご紹介したポモドーロ・テクニックを使えば、
以前ご紹介した目標達成指標「SMART」に即した目標を立てやすくなります。
関連記事:Tim’s 2 目標の立て方ー効果的な目標を立てよう!
時間を細切れにして計画することで、時間制約のなかで終わらせようと取り組めるし(Time-bound)、
見積もりと計測を繰り返すことで、達成可能な計画を立てる力(Achievable)をつけることができます。
どうしても「25分学習+5分休憩」というサイクルが合わない場合は、
・学習時間を30分に設定する
・ひとまず休憩時間を3分に設定し、足りなければ2分追加する
など、自分なりに工夫してみてもOK。
人によって集中力は異なるので、必ず「25+5分」に合わせなくても構いませんが、
時間を固定しておくことが大切です。
毎回時間がバラバラだと、
「○時間あたりの進捗」の見積もり、予測が難しくなってしまいます。
自分なりにちょうどいい時間を見つけたら、
その時間をきっちり守って取り組むようにしてくださいね!
また、学習時間を伸ばし過ぎると疲れてしまうので、
人間の集中力の限界と呼ばれる45分におさめるようにしましょう。
疲れない学習を繰り返すことは、日々学習を継続する秘訣です。
もちろん、 模試に取り組む場合などこの手法が活用できない場合もありますが、
「学習したら、しっかり頭を休める」を意識すれば、きっと疲れは軽減されるはずです。
この手法は、長期休みだけでなく、普段の学習時でも使えるので、ぜひフル活用してくださいね!