こんにちは、Timです。

突然ですが、同じ失敗を何度も繰り返してしまうことはありませんか?

 

今回は、失敗の繰り返しから脱却するための考え方「経験学習モデル」を紹介します。

 

●経験学習モデルとは?

経験学習モデルとは、

デイビッド・A・コルブが提唱した「自らの経験を反省することで、より深く学び成長する」という考え方で、

①具体的経験 ②内省 ③概念化 ④実践 の4ステップに体系立てて説明しています。

 

同じ失敗を繰り返してしまう方は、

このステップを見落としている可能性があるので、

それぞれのステップを確認しながら、しっかり経験を糧にできるよう振り返ってみましょう!

 

 

●各ステップの簡単な解説と問い

①具体的な経験:自ら考えて行動します。

Q. どんな経験がありましたか?事実を書き出してみましょう。

 

②内省:どのような行動が、どのような結果を招いたのか。うまくいった理由、うまくいかなかった理由を振り返ります。

Q.起きた出来事に対して、「なぜ?」と問いかけてみましょう。

 

③概念化:他のケースにも応用できる知恵として概念化します。

Q.どんな過程でそうなったか、 経験から学べる教訓を考えてみましょう。

 

④実践:概念化した知恵を活かし、新たな局面で実践します。

Q.概念化したものは、まだ仮説でしかありません。実践のなかで試してみましょう!

 

 

ーーー具体例ーーー

例1
①試験時間が足らず焦ってしまい、分かる問題も解けなかった。

②「なぜ時間が足らなかった?」→ 一つの設問に時間をかけすぎた。

③難しい問題に出会うと、その問題に執着してしまう。

④次の試験では、問題を解く前に何分時間をかけるか決めてから取り組もう。

 

例2
①試験勉強に集中できなかった。

②「なぜ集中できなかった?」→やらなければいけないことが多すぎて、気が重くなってしまった。

③やることを溜めすぎたら、やる気が湧かない。

④ひとつひとつ片付けることに集中して取り組むようにしよう。

 

 

例を通して、少しイメージが持てたでしょうか?

なんとなく学習している人は、②「なぜ?」と問いかける時間があまり持てていないかもしれません。

また、③の概念化をすることで、いつも繰り返すパターンに気付くことが出来るでしょう。

 

慣れてくれば、1つの経験から②と③がたくさん思い浮かぶようになります。

それは、どれかが正しくて、どれかが間違っている訳ではありません。

自分の中で「これが近いな」と思うものを見つけていきましょう。

 

もちろん、4ステップを1度やり終えただけで100%の成果が出る訳ではありません。

④実践のあとは、①具体的経験に戻って、②内省、③概念化とひたすらステップを繰り返します。

 

1回で劇的に変化はしなくとも、

①〜④のサイクルを1周まわすごとに教訓をもとに実践できれば、

気付いた頃には、いつものパターンから脱却しているでしょう。

 

 

いかがでしたか?

経験学習モデルは、学習以外でも生活習慣の改善や人間関係の悩みなどにも活用できます。

何より自分で考える力がつくので、ぜひ覚えておいてくださいね!

 

 

 

Have a lovely day💖

✨瀬戸・志段味の英語と英語でプログラミング教室MIRAI Labo.(ミライラボ)✨

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