英語を勉強していると、「アメリカ英語」と「イギリス英語」のように、地域によって差があることが分かってくると思います 🌎

 

今日はアメリカとイギリスの英語の違いについて書こうと思いますが、まずは英語のルーツについて説明しますね。

 

英語などのヨーロッパの言語は大きく3つのグループに分けられます 3️⃣

 

ゲルマン系言語、ラテン系言語、スラブ系言語です。

 

英語はゲルマン系であり、古代ゲルマン語と呼ばれる言語から派生しました。

 

ゲルマン語系言語には、他にもドイツ語やオランダ語などがあります。

 

 

英語は誕生後、 様々な生活、文化、文学などを通してイギリスで発展していきました 🇬🇧

 

その後17 世紀初頭に入ると、イギリスからアメリカに渡った植民者たちによって更に派生していき、彼らの英語が現在のアメリカ英語の基盤となりました。

 

英語がアメリカで変化していったのは、アメリカの原住民族(ネイティブアメリカンと呼ばれます)の影響や、ドイツ、オランダ、スペイン、フランスなど、植民の目的でアメリカに来ていた他国の人々の言語の影響です。

 

現在では、イギリス英語よりもアメリカ英語の方が広く使用され国際的な標準とされることが多いです。

 

アメリカが世界で最も人口の多い英語圏であることや、アメリカの企業、経済、音楽、映画、 メディアなどが持つ影響力の大きさがあると思われます。

 

私たちが日本で習う英語もアメリカ英語ですね。

 

それでは、アメリカ英語はイギリス英語からどう変化したのでしょうか? 🤔

 

実際に両者の違いを見ていきましょう。

 

発音の違い

 

まず大きく異なるのが発音です。

 

日常会話でよく使われる単語を例に見ていきましょう。

 

例えば、「schedule」はアメリカ英語では「スケジュール」と発音され、イギリス英語では「シェジュール」と発音されます。

 

「can」はアメリカ英語では「キャン」と発音され、イギリス英語では「カン」と発音されます。

 

「water」はアメリカ英語では「ウォーラー」と発音され、イギリス英語では「ウォーター」と発音されます。

 

発音の違いが気になる人は、アメリカが舞台の映画とイギリスが舞台の映画を見比べてみると良いと思います 🎥

 

 

スペルの違い

 

スペルが異なる単語がいくつかあります。

 

いくつか例を見てみましょう。

 

「色」は、アメリカ英語では 「color」、イギリス英語では「colour」と綴ります 🖍️

 

「隣人、近所」は、アメリカ英語では「neighbor」、 イギリス英語では「neighbour」と綴ります 👨‍👩‍👦‍👦

 

「中心」は、アメリカ英語では「center」、イギリス英語は「centre」と綴ります。

 

「組織、団体」は、アメリカ英語では「organization」、イギリス英語では「organisation」と綴ります 🏢

 

 

語彙の違い

 

表現や語彙が異なる単語がいくつかあります。

 

こちらも身近な例を紹介していきますね。

 

例えば、「サッカー」は英語で何というか分かりますか? 

 

アメリカ英語では「soccer」、イギリス英語では 「football」と表現します。

 

アメリカで「football」というと、「アメフト」を指すことが多く、「サッカー」の意味では使われません。

 

また、バーガーのサイドメニューなどについている「ポテトフライ」は英語で何というか分かりますか? 🍟

 

アメリカ英語では「French fries」、イギリス英語では「chips」と表現します。

 

イギリスの代表料理、「fish and chips(フィッシュアンドチップス。白身魚のフライにポテトフライを添えたもの。)」とセットで覚えると分かりやすいですね。

 

ちなみにアメリカで「chips」というと 「ポテトチップス」を意味します。

 

イギリスで「ポテトチップス」と表現したい場合は「crisps」と言います。

 

ややこしいですね 💫

 

表記の違い

 

日付や数字の表記方法も異なります。

 

例えば、「2023 年 11 月 1 日」と書く場合、アメリカ英語で は「November 1, 2023」と表記しますが、イギリス英語では「1 November, 2023」と表記します。

 

イギリス英語の表記方法が珍しいという訳ではありませんが、やはりアメリカ英語の表記方法の方がよく見る印象です。

 

また、「1,000」を表す場合、アメリカ英語では「1,000(カンマ)」と書きますが、イギリス英語では「1.000(ピリオド)」と書きます。

 

これらの表記方法はイギリスに限らず、ドイツ人やイタリア人が使用するのも見たことがあります。

 

英語は世界中で共通語として使われ、話されています。

 

今日に至るまで様々な文化や地域の影響を受け、多様で変化に富んだ言語になっています。

 

アメリカ英語とイギリス英語の他にも、英語圏内で様々なバリエーションが存在します。

 

アメリカ英語とイギリス英語が組み合わさったようなカナダ英語、独特の発音を持つことで知られるオーストラリア英語もあります。

 

また、アメリカ国内でも差があり、地域ごとに独自のアクセントや方言などがあります。

 

アメリカのジョージア州、ルイジ アナ州、ミシシッピ州、テネシー州などで話される南部訛りがその主たる例です。

 

 

皆さんが学校で習うのはアメリカ英語ですし、映画などの娯楽に出てくる映画もアメリカ英語がほとんどだと思います。

 

しかし、実際の留学先や就職先では、異なるバックグラウンドを持つ人々と英語で会話することになるため、アメリカ英語以外の英語をほんの少しだけでも知識としてストックしておくと、コミュニケーションの幅が広くなるでしょう。

 

 

 

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