<はじめに>

 

英語を習得する過程にはさまざまな失敗があります😅

 

ネイティブの人と会話をしていても通じなかったり、相手を誤解させてしまったりした経験が誰にでもあると思います。

 

私も数えきれないくらいそうした失敗をしてきています💦

 

 

大半は都合よく忘れてしまっているのですが(笑)、今日はその中で”CLAIM”という単語に焦点を当てて、説明していきたいと思います。

 

 

<私の記憶を掘り起こすと・・・>

 

あれは、私が社会人になって約15年後のことでした。

 

私は高校生の時に1年間ホームステイしていたのですが、アメリカの高校の20周年同窓会(20th year reunion)に出席するために渡米したのです✈️

 

 

当然ホストファミリーとも再会し、いろいろな話をしました😊

 

Host Mother(HM)と話をしている中で、仕事の話になりました。

 

当時、私はある機関で広報とカスタマーサポートのような仕事をしていました🖋️

 

カスタマーサポートは、顧客から寄せられるメールや電話への対応などが主な業務内容でした📞

 

当然、いろいろとお叱りの電話などもありましたが、こうした声を如何に次に生かしていくか、というような役割を担っていました。

 

 

HMとの会話はこんな感じでした🗣️:

 

私:”I’m now in the Department of Public Relations.” 

HM: ”What kind of work do you actually do?” 

私:”For one thing, I write Press Release paper of various kinds, and for another, I’m receiving claims from the customers.” 

HM: ”What do you mean by claims?”❓

 

※CLAIMの解説に入る前に、簡単に単語などの解説をしておきますね📚

(上の文を読んでわかった方は、この箇所は呼び飛ばしてください)

 

 

Department:(ここでは)「部署」の意味です

 

デパートではありません(デパートはa department storeです)🙅‍♀️

 

アメリカの政府組織で、Department of Commerceは商務省、Department of Stateは国務省です🏛️

 

 

 

public relations:「広報」や「渉外(対外関係)」の意味を持ちます📰

 

複数形で用いられますが、意味としては単数です🧾

 

※Department of Public Relationsで「広報渉外部」のような意味になります📡

 

 

 

customer:「顧客」👥

 

以上の単語を踏まえ、どんな会話をしたのか、訳します📝:

 

 

私:「今、広報渉外の仕事の部署にいるんだ。」 

HM:「具体的にはどんな仕事をしているの?」 

私:「一つには、いろいろなプレスリリースの資料を作っているのと、もう一つ、顧客からのクレームを受けていたり。」 

HM:「CLAIMって、どういう意味で言っているの?」🧐

 

 

 

<CLAIMはクレームではない!>

 

CLAIMには名詞と動詞(自動詞も他動詞も)があります📖

 

 

英和辞典には、名詞として次のような意味が記載されています。

 

1.(当然の権利としての)要求

 

2.(所有権、事実などの)主張

 

3.(要求する)権利、資格

 

4.(契約違反などに対する)補償、賠償

 

 

 

 

旅行などで海外の空港に行ったことがある人は知っている単語だと思いますが、”Baggage Claim”というところがあります。

 

そうです、あの、出発地で預けた荷物がターンテーブルでぐるぐる回っているところです🧳 

 

 

これは、「私には自分が預けた荷物を引き取る権利がある。当然の要求である」(上の、1や3の意味)というようなニュアンスがある言葉なんですね。

 

 

また、今、フリーランスとして私が請け負っている仕事では、次のような文を頻繁に見たり、書いたりしています。

(少し単語は難しいかもしれないですが、辞書を引いて調べてみてください📖 単語や構文がわからなければ、Labo.の先生に質問してくださいね)

 

 

 

“Evaluate the accuracy of factual claims of the responses.” 

(それらの回答内容について、主張されていることの事実関係が正確かどうかを評価しなさい。) 

 

 

“The claim contains inaccurate or misleading information.” 

(この主張には、誤りや人を誤解させる情報が含まれている。) 

 

 

 

この二つの例文でのCLAIMは、上記の2番目の意味で使われています📌 

 

 

 

少し解説が長くなってしまいましたが、さきほどの会話に戻ります。

 

私はまさに和製英語の罠にひっかかって、CLAIMをクレーム、苦情の意味で使っていたのです。

 

 

苦情というニュアンスはこの単語にはないので、Host Motherはキョトンとしてしまったのでした😯 

 

 

その後、もう少し具体的に話をしていたところ、 

HM:”Oh, That’s “complaint.” You should say “I’m receiving complaints.”と教えてくれました。

 

 

そうです。英語でクレーム、苦情はa complaintなんですね❗ 

 

 

辞書を引くと、complaintには次のような意味があります📚

 

 

1.不平、苦情

 

2.(法律用語)告訴

 

3.体の不調 例文:a bowel complaint=腸の病気

 

 

参考までに、complaintの動詞はcomplainです✍️ 

 

 

もう一つ、CLAIMの発音についてです

 

発音記号は/kleim/なので、もしもカタカナで書くのならクレイムが近いです📝 

 

 

和製英語クレームだと、発音上も伝わらないので注意してくださいね⚠️ 

 

 

 

 

<終わりに+追加情報> 

 

さあ、これであなたは私と同じ失敗をしないですみましたね笑😄 

 

 

最後に追加情報です。

 

同窓会は英語でreunionと言います🎓 

 

 

元になる動詞はreuniteで、「再び(接頭辞re)」+「結合させる(unite)」=再会させるという意味を持っています💡 

 

 

受動態で使って「再会する」になります。

 

 

”We’re reunited” 

「(長らく会っていなかったんだけど)私たちは再会した。」 

 

 

古い歌ですが、Peaches & Herbというduoの「Reunited」という名曲があるので、良ければSpotifyなどで聴いてみてください🎶 

 

 

 

 

 

Have a great day 🌟

✨瀬戸市の英語教室・英語でプログラミング教室MIRAI Labo.(ミライラボ)✨

小学生から大学受験まで一貫した指導!

https://mirai-labo0314.com/

 

インスタグラムはこちら📲

https://www.instagram.com/mirailabo_english/

 

X / twitter はこちら🕊️

https://x.com/EnglishMirai