多くのメディアでニュースとして取り上げられていたのですが、カシオ計算機が電子辞書について新規開発を中止するとともに、生産・営業体制を大幅に縮小すると発表しました。

 

(発表の基になった原典資料です:[カシオ計算機IR資料](https://www.casio.co.jp/content/dam/casio/global/corporate/ir/library/results/2025/setumei25_3rd.pdf) のP13~P15に記載されています。)

 

時代の流れの速さに目を見張るばかりなのですが、同社の資料では「急速に縮小した市場」という記載があり、背景にはコロナ禍で教育現場にタブレット端末が急速に普及したことがあるようです💻

 

 

そんなニュースを目にしたこともあり、今日のジャーナルでは英語の辞書について書いてみようと思いました。

 

 

個人的にどんな辞書を使ってきたか、そして、私が考える「辞書の利点」が主な内容になります📝

 

なお、どんな辞書を選べばいいか、というアドバイスは、Mayさんの37番目のジャーナル「おすすめの英文法参考書、辞書(初心者、中級者、上級者向け)」に詳しくわかりやすく書かれているので、参照してください📚

 

 

 

私の辞書

 

私が最初に使った英語の辞書は、小学校の卒業記念品としてもらったものでした🎁

 

よく覚えていないのですが、英和・和英が一冊になったもので、収録語数は1万語未満、発音は発音記号ではなくカタカナ表記だったのではないかと思います。

 

中学3年生くらいになると、英語の先生から「そろそろちゃんとした辞書に変えないとダメだ」と言われたことも覚えています📢

 

天邪鬼なので、卒業まで使い続けましたが・・・😏

 

高校生の時に親に買ってもらったのが三省堂の新コンサイス英和辞典(9万語)と和英辞典でした📔

 

コンサイス(concise=簡潔な、簡明な)の名のとおり、無駄がなく、かつ、必要な情報は何とか網羅している、という辞書です💡

 

高校生の時以来ずっと使い続けているのですが、あくまでも「コンサイス」であり、決して使いやすい訳ではありませんでしたし、面白みが何もない辞書でした😅

 

今、振り返ると、「もっといい辞書がいくつもあったのに」と少し残念に感じています。

 

 

 

辞書のススメ

 

「辞書は生涯の友人にもなり得る。最良の辞書に巡り合えることを祈る。」のような誰かのエッセイを大学生の時に読んだ覚えがあります📜

 

私の場合、残念ながら新コンサイス英和辞典は最良の友ではなかったかもしれませんが、腐れ縁であることは間違いないです。

 

紙の辞書にせよ、電子辞書にせよ、みなさんには使いやすいものに出会えて、使いこなしていただきたいです✨

 

紙の辞書の魅力は、ページをめくることで偶然の発見があることです📖

 

 

目的の単語を探している途中で、面白い単語や表現に出会うことができます。

 

面白みのない新コンサイス辞典でさえ、派生語はもとより、引こうとしていた単語の前後で偶然目に入った新たな単語に見入ってしまい、どんどん連想が進んで、ついには最初に何の単語を引こうとしていたのかを忘れてしまった、という経験が何度もあります。

 

Mayさんが推奨しているジーニアス辞典には「英語史Q&A」や「語のしくみ」というコラムがあって、例えば

 

「goの過去形は, なぜwent なのですか?」

「doubtの綴り字には, なぜ読まないbがあるのですか?」

「Iはなぜいつも大文字なのですか?」

 

といった雑学がたくさん掲載されています

 

私の新コンサイス辞典とは雲泥の差があるので、飽きることがないでしょうね📚

 

 

また、紙の辞書には、書き込みをしたり、付箋をつけたりすることで、自分だけの辞書を作る楽しみもあります📝

 

こうした偶然の出会いや工夫が語彙力を広げる助けになりますね💡

 

 

一方、電子辞書の魅力は、その便利さです。

 

私自身は電子辞書を所持した経験はありませんが、友人のものを借りて使ったこともあり、そのメリットはよくわかっています😊

 

小さくて持ち運びが簡単な上、検索もスピーディーです💨

 

また、発音機能がついているものもあり、正しい発音を学ぶのに役立ちます🔊

 

さらに、英和・和英辞書だけでなく、類語辞典や例文集も搭載されていることが多く、より深く英語を学ぶことができます。

 

 

 

 

 現在、仕事をしていての使い分け

 

私は現在、アメリカの会社からの仕事を請け負い、次のような作業をしています💼

 

 

– 「文章A(日本語)」「文章B(日本語)」を読み、文章の正確性、表現力などさまざまな観点毎に、それぞれを項目別に5段階で評価する

 

– AとBについて、総合評価として優劣をつける

 

– その理由・根拠を英語で書く

 

 

この作業を全てパソコンで行っています💻

 

 

その際には、weblioと英辞郎、そしてGoogle翻訳のタブを常に用意していると共に、机上には腐れ縁の新コンサイス辞典もスタンバイさせて、その場に応じて使い分けています📚

 

それなりに英語はできますが、それでもパッと単語が出てこなかったり、あやふやな記憶のものも多くあります。

 

こうした時、まず、英単語が全く頭に浮かばなければ、Google翻訳に向かって、マイクで日本語を言います🎤

 

「これだ!」という英単語が出てきた場合には、そのまま採用、見たこともない単語だったら英辞郎で引きます。

 

「確か、この英単語でいいはずだ」という場合には、その英単語も含めて、英語文をGoogle翻訳に音声で聞きます👂

 

正しい日本語になって返ってきた時には、快感ですね。

 

 

パソコンでのタイピングでは日本語と英語の切り替えがとにかく面倒くさいので、音声入力できるGoogle翻訳は強い味方です。

 

そして、新コンサイス英和辞典が最後の砦として机上にあるので、安心感を持つことができています💡

 

 

 

終わりに

 

私の仕事風景として、パソコン上での作業ではどのように辞書類を使い分けているかご紹介しましたが、学習段階にあるみなさんの場合にはもともとの素材がタブレットと紙媒体、回答も多くの場合には手書きしないといけないでしょうから、結構大変だと思います✏️

 

 

学校の授業や家庭学習、Labo.での授業など、ケースバイケースで使い分けしているかもしれませんね🏫

 

 

個人的な感想ですが、紙の辞書で検索しようとしていたものではない単語にふと目が行ってしまい、そこから空想を広げていって覚えた単語も少なくはないので、能率ばかりでなく、そうした楽しみ方も追求できる余裕が皆さんにもあるといいなと思います。

 

辞書という友達とともに、言葉の世界を広げていくことこそが、英語学習の醍醐味なのかもしれません。

 

 

 

 

Have a great day 🌟

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