○自分の優位感覚を知って、学習効果アップを目指そう
こんにちは、Timです。
皆さんは自分に合った方法で学習できていますか?
学習の内容は教わっても、その方法は教わらないことも多いので、
なんとなく学習している人が多いかもしれません。
今回は、自分にあった学習方法を見つけるためのヒントとして、
『優位感覚』というトピックについて紹介したいと思います。
●優位感覚とは?
人それぞれ、認知特性(物事をどのように理解し、記憶するか)にはタイプがあります。
自分のタイプに合わせた方法で学習することで、より学習内容の定着が期待できます。
「どうして勉強してるのに理解できないんだろう」
「記憶に残らず、すぐに忘れてしまうのはなぜだろう」
と悩んでいる人は、自分がどのタイプに近いかを見分けながら、
自分にあった学習方法を身につけていきましょう!
分類方法には諸説ありますが、今回は4つの分類を紹介します。
●あなたはどのタイプ?簡単な認知特性の見分け方
見分け方1:「旅行」と聞いて、何を思い浮かべますか?
・綺麗な海や木々のイメージが浮かんだ人は『視覚優位』
・波の音や鳥の声が浮かんだ人は『聴覚優位』
・砂浜に触れるあたたかさや、「楽しい、疲れた」などの体感覚が浮かんだ人は『体感覚優位』
・旅行の行程表や、行きたいところのリストが浮かんだ人は『言語感覚優位』
見分け方2:目的地に辿りつきたいとき、一番わかりやすいのはどれですか?
・地図を見るのが得意な人は『視覚優位』
・音声ガイドや人から口頭で聞いた言葉を思い出せる人は『聴覚優位』
・実際に歩いてみないと分からないという人は『体感覚優位』
・曲がり角の順番や目標などを順序立てて説明されるのが得意な人は『言語感覚優位』
どれに100%属するという訳ではなく、あくまでどれかが優位という考え方となります。
自分の分類を正確に把握するというよりは、
これから紹介する学習例を見ながら、自分が近そうな感覚の学習方法を試してみてください!
●視覚優位の特徴と学習方法
物事をイメージとして認識するタイプ。
文章を読むより、絵を見て覚えるなど視覚的なイメージでの理解が得意です。
学習例
・自分なりに、絵や図、表にまとめてみる。落書きする。
・メモをとる癖をつける。
・マーカーを使って色分けする。
・動画教材を活用する。
●聴覚優位の特徴と学習方法
物事を音で認識するタイプ。
テキストメッセージより、電話などで話す方が得意です。
学習例
・静かな環境で学習する。耳栓をする、歌詞のない曲を流して雑音を消す。
・音読する。録音して何度も聞き直す。
・好きな曲を替え歌で覚える。
・音声教材を活用する
●体感覚優位の特徴と学習方法
身体で覚えるタイプ。
自分の体験と結びつけて記憶するのが得意です。
学習例
・勉強する場所を変えてみる。
・体を動かしながら学習する。指でなぞったり、フレーズに動きをつけて覚える。
・友だちに説明してみる。
・何度も書いて覚える。
●言語感覚優位の特徴と学習方法
頭でじっくり整理して考えるタイプ。
順序立てたり、論理的に考えることが得意です。
学習例
・意味をしっかり理解する(前置詞 on は”接している”という意味…など)
・覚える項目をリストにしてみる
・学んだことを暗記で終わらせず、自分なりに組み合わせて使ってみる
・他の知識と関連づけて覚える
いかがだったでしょうか?
「これは試してみたことがあるけど、うまくいかなかった」「これはやったことないから試してみよう」
など、色々感想があるかもしれません。
ここで紹介した学習例はほんの一例なので、
自分の優位感覚に合わせて、色々な学習方法を試してみてくださいね!