こんにちは、Georgeです😊

 

前回のジャーナルで紹介した私たちAFS留学生の再会旅行は本当に思い出深い楽しいものでした。

が、私にはその直後、事件が降りかかりました🌀

 

 

皆さんにも役に立つお話しになるのではと思い、おまけとして書いてみることにしました。

 

 

オスロでWenche、Silviaと別れた私は、スペインのマラガというところに行きました🌍

 

マラガは、作家の沢木耕太郎さんという人が香港からロンドンまでバスを乗り継いで行くという旅行の途中で立ち寄った土地です。

 

この旅行は「深夜特急」という旅行記にまとめられているのですが、この中で、マラガは「セビーリャからマラガ、マラガからコルドバとバスを乗り継いでいるうちに」とあっさりと触れられているだけで、印象も何もありません。

 

ところが、その後に書かれたいくつかの作品(「記憶の樽」と「流星一つ」)では、マラガにあるバルについて、とても詳しく、かつ、魅力的に書かれているのです📚

 

 

「せっかくヨーロッパに来たし、時間の余裕もあるし」ということで、ノルウェーのオスロからスカンジナビア航空の直行便に飛び乗り、マラガでの一人旅に向かったのでした✈️

 

マラガについては、沢木さんが書いていたバルのことしか頭になく、事前の準備をほとんどしていなかったのですが、マラガに到着後、本当にびっくりしました😲

 

地中海の西端に程近いCosta del Sol(スペイン語:太陽の海岸)と呼ばれるエリアで、とても美しい一大観光地だったのです。

 

画家のピカソの生誕地でもあり、また、城塞や市場など見どころも多彩で、到着翌日の朝から大満喫の一日を過ごしていました🌞

 

「オスロで旧友との再会も果たせたし、なんと充実した旅行だ!」と、一人悦に入っていました。

 

 

少しだけ余談を挟みますが、今回の旅行では、少し前から比べて円安になっていたので、これまであちこちに行ったり住んでいたりして手元に残っていた米ドルと中国の人民元、カナダドル、さらにはロシアのルーブルまで持ってきて、ノルウェーではクローネ、スペインではユーロに両替えしていました💱

 

参考までに、ルーブルはウクライナ侵攻に伴う経済制裁の影響かと思うのですが、スペインの両替所では取り扱ってくれなかったです。

 

 

 

さて、いよいよ本題のバルです🍷

 

 

バルに入る前、手持ちのユーロがほとんどなくなってきたので、夕方4時頃、手持ちで持っていた幾ばくかのドルをユーロに両替しました。

 

そして、両替所から50mくらい離れたバルに着きました。

 

 

心躍らせて、入口で記念写真を一枚撮り、「さあ、中に入るぞ!」と思った瞬間、少し不自然なことに気が付きました。

 

肩にかけていたバックパックのファスナーが開いているではないですか😨

 

そして、中を確認すると、両替所でバックパックの一番上に入れたセカンドバックがない!

 

 

そうです。やられてしまったのです。人生初、スられてしまったのです!

 

 

丸々1分間、頭の中が真っ白で、混乱した状態が続きました🌀

 

何が起こったのか、理解不能でした。

 

 

そして次の瞬間からは、一応、理にかなった行動をしていたはずです。

 

まずは、両替所とバルの間にあるごみ箱をくまなく確認しました🗑️

 

窃盗犯は金銭のみに興味があり、足がつきやすいものはすぐに捨てるというのを何かで読んだ覚えがあったからです。

 

セカンドバックにはパスポートも入れていたので、それだけでもゴミ箱に放り込んでいてくれないか、という強い願いとともに。

 

しかし、なんとゴミ箱が多いこと!

 

日本では屋外にゴミ箱はほとんど見かけなくなりましたが、マラガの繁華街には10mおき位にゴミ箱があり、しかも、ご丁寧に燃えるゴミ・燃えないゴミが分かれているし、蓋のあるものまであるのです🧹

 

表通りだけでなく、本当は何本かある裏道にも回ってみたかったのですが、とてもではないですが、一人では回り切れなかったです。

 

 

まず救いだったのは、スマートフォンはズボンのポケットに入れていたために無事だったことです📱

 

ネットで「police stations in Malaga」を検索して、繁華街から徒歩で15分くらいのところに向かいました。

 

17時近かったですし、とにかく必死でした。

 

ところが着いた警察署は地元民向け専用で、観光客用警察署は、最初の繁華街の一角にあったということで、往復30分強を無駄に費やしてしまいました。

 

観光客用警察署は観光案内所の一画にあって、着いた時には、警察官が離席していて盗難届発行の手続きには直ぐに入れませんでした。

 

 

待ち時間に在マドリードの日本大使館のホームページで必要書類などを確認したところ、「戸籍謄本の原本が必要」と書いてあるではないですか。航空便で送っても約1週間はかかるし、その間、スペインから出られないの?と、絶望感一杯になってしまいました😢

 

 

警察官が戻り、事情を説明して盗難届を発行してもらう手続きに入りました。

 

やり取りは、Google翻訳を使って英語とスペイン語で、これはある程度順調にできました。

 

 

それと並行して、日本大使館に電話を入れて、必要書類を確認したところ、「後で原本を送ります」という誓約書をもらえれば、PDFデータでも大丈夫ということがわかり、本当に安堵しました📞

 

無事に帰れる!

家族にすぐにメールを送り、翌日には戸籍謄本のデータをもらっていました📧

 

 

こうした一連の行動、つまり、警察署の位置把握、パスポート再取得の必要書類確認、スペイン語の翻訳、大使館への電話には、スマホがとにかく必須でした。

 

あの時には「命の次に必要な物かもな」とさえ、思ったものです。

 

 

さて、盗難届も発行してもらった後、直ぐに宿舎に戻り、今度はクレジットカードの停止手続きをしました💳

 

クレジットカード番号と連絡先などは一覧にして持参していたパソコンのハードディスクに残していたので、これもスムーズにできました。

 

 

そして、何よりも良かったのは、現金です💵

 

盗まれたセカンドバッグには、米ドル、カナダドル、ロシア・ルーブルとノルウェー・クローネだけで、持ち歩いていたユーロ札と幾ばくかの円は、もう一つのポケットに入れた財布の中だったので、これも無事でした。

 

さらに、一番大きな金額の円は、宿舎の部屋に隠していたため、無傷でした。

 

少し重複しますが、すられたセカンドバッグに入っていたものは、パスポートとクレジットカード、幾ばくかの外貨の他には、PASMOが1枚といろいろな会員証、そして少し思い出の籠ったペンケースが入っていただけでした。

 

盗った犯人にとってはあまりうまみのないものだったかもしれませんが、盗られた私には、何よりも心に傷を負いました。

 

私はこれまで結構身軽にあちこちに行き、ある種の慢心があったことは否めません😔

 

パスポートや貴重品をしっかりと身に付けられるような専用のカバンを心の中で小馬鹿にしていたようなところもある人間なので、「盗られた」ことで自信がもろくも崩れた、そのショックが大きかったのです。

 

 

この翌々日、無事にマドリードの日本大使館でパスポートの即日交付を受け、予定通りの便で帰国することができました✈️

 

 

そうそう、実は旅行保険には入っていたので、パスポートの再発行費用などは後日補填されました。

 

ただ、現金は保険の適用外ですので、幾ばくかとは言え、盗られた外貨はどうにもなりませんでした。

 

高いか安いかはご想像にお任せしますが(実は、私も、いくら入っていたのかは把握していません)、次の旅行に向けての「授業料」だったと思っています💸

 

 

さて、既に何が本題なのか全くわからなくなってしまっていますが、マドリードに向かう前にもう1日あったので、例のバルにはちゃんと行くことが出来ました🍽️

 

沢木耕太郎さんの「記憶の樽」のとおり、指さした樽からシェリー酒を何杯かと、ツマミの小皿料理(タパス)を満喫してきました。

 

 

ただ、本当はこの予備日には、イギリスの飛び地であるジブラルタルに行ってみたかったのですが、パスポート無しでは行けなかったで、思いを残したことになりました。

 

今回は、いろいろと幸運が重なったこともあって時間が取れて、ノルウェー・オスロとスペイン・マラガ、そして今回は全く書かなかったトルコ・イスタンブールと、比較的自由に旅することができたのですが、人生を振り返ってみると、一番自由に動けるのはやはり学生時代かなと思います🧳

 

 

皆さんも自由気ままな旅や、是非行ってみたい土地への旅など、いろいろな機会があることと思います。

 

人生を彩るようないい旅行ができるといいですね

 

ただ、身の回り品にはくれぐれも気を付けて!😄

 

 

 

Have a great day 🌟

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