皆さん、ChatGPT などの生成 AI を知っていますか? 💻
中には使ったことがある人もいるかもしれません。
生成 AI を知らない人のために、簡単に説明しますね 😃
生成 AI(Generative AI)とは、人工知能(Artificial Intelligence)の一種であり、自ら新しいデータを生成することができる技術のことを言います✨
様々なタイプがありますが、中でも教育分野で注目されているのが生成言語モデル (Generative Language Model)と呼ばれるモデルです。
このモデルは、大量のテキストデータを学習し、その学習した知識を元に文章を生成することができます 📖
ChatGPT のような対話型のシステムもその一種です。
生成 AI の出現・進化により私たちの生活はとても便利になりました ⭐️
例えば、銀行やクレジットカード会社などの AI チャットボットを用いたカスタマーサポートもその恩恵の一つです 🏦
私たち顧客が打ち込んだ質問に対して、24 時間自動でサポートを提供してくれます。
簡単で一般的な質問をしたいときに便利で、私もよく使っています。
また、Siri や Alexa などの音声アシスタントも生成 AI の一種です。
私たちの音声コマンドに対して、自然な文章で応答してくれますよね。
ただ、利便性が高まる一方で、気を付けなければならない点ももちろんあります。
特に、多くの時間を勉強に費やす小学生から大学生までの世代は、自分の将来やあらゆるリスクを考え、不適切な使い方・適切な使い方を知っておいた方が良いでしょう。
最近、文部科学省が生成 AI の学校向けガイドラインを公表したのでそれを簡単にまとめてみます。
不適切な使い方
・ 情報モラルを勉強せずに自由に使う
・ コンクールの作品、レポート、小論文などについて、生成 AI による成果物をそのまま自己の成果物として提出する
・ 詩や俳句などの創作、音楽や美術などの表現に安易に使う
・ 定期考査や小テストなどで使う
適切な使い方
・ 英会話や議論の相手として活用する
・ 生成 AI が作る誤りを含む回答も学ぶ
・ 自分で作った文章を生成 AI に添削させ、それを元に何度も修正を行う ・ 生成 AI を用いて高度なプログラミングを行う
不適切な使い方については、おおよそ皆さんが予想している通りだったと思いますが、適切な使い方についてはどうでしょうか?
私としては、目から鱗の活用方法もありました 👀
例えば、英会話や議論の相手として活用するのは、それなりにきちんとした文法と分量で応答してくれるため、とても能率的だと思います。
ただし、生成された内容については不正確な部分もあるので、個別に真偽を判断しなければなりません。
生成 AI はインターネットから大量の情報を取得して文章を生成するため、その情報が正確かどうかは保証されていないのです。
間違った情報を信じ込まないように慎重に判断しましょう 🙅♀️
私もたまに ChatGPT を使います。
自分で書いた文章の表現を少しだけ変えたい場合や、類語辞典の代わりに使って多彩な表現を検索したい場合などに便利です。
他にも、私が身の周りで見聞きした有効的な使用例には、いつも行ってる作業のプログラム化、30 代の男性向けのファッションアドバイスなどがあります。
プログラミングこそ AI の得意分野だと思いますが、ファッションのアドバイスなど人間の感性が求められるものについて AI に指南を仰いでも無駄では…と思って AI の 回答を見てみました。
すると、想像していたよりも的確な助言が書かれており、年齢相応の具体的なブランド名まで挙げられていたことには驚きました。
ただし、生成 AI はまだ完全とは呼べず、人間の感覚からすると不自然な文章やニュアンス、誤った情報、ベーシックで当たり前すぎる回答が多く含まれている印象です。
私もまだまだ英語や日本語などの語学を勉強中の身で、皆さんと同じ学習者の立場に立つとAI はとても魅力的なツールに見えます 💖
自分が疑問に思っていたことや想像していた答えをきれいに言語化してくれるため、AI の成果物を自分の能力のように勘違いしてしまう場合もあると思います。
AI を使えるようになるのはとても良いことですが、逆に AI に使われるようになってしまっては、学力や論理的思考力が育たず、AI や AI を使いこなす他の人に負けてしまいます。
AI のような便利なツールがあるという条件は人類全員に共通するため、きちんと使いこなせなければメリットにも武器にもならないと思います 😔
先ほど、プログラミングとファッションアドバイスの例を挙げましたが、これらに共通していたのは、AI への質問内容や指示内容の質が高いことでした。
自分の質問内容を論理的且つ客観的に捉え、AI に的確に指示できる人には、指示の質に応じた答えが返ってきている印象です。
また、文科省のガイドラインには書いてありませんが、もう 1 点気を付けなければならないことが あります ✏️
それは、個人情報漏洩のリスクです。
生成 AI には会話の内容が保存されることがあるため、個人情報を入力すると、その情報が漏洩する危険性があります 💥
自分の名前、電話番号、住所など身分証明書に記載されているような事項はもちろん、学校名、SNS のアカウント情報、友達とのラインのやり取りなども生成 AI には入力しないようにしましょう。
生成 AI は非常にパワフルで創造的な能力を持ちますが、一方で様々なデメリットやリスクも懸念されています。
今後もさらに発展していくことが予想されますが、AI への依存ではなく、AI との共存・AI の駆使を目指していくべきでしょう 🔥
慎重且つ適切にツールとして使い、AI 時代に必要な自分の資質や能力を育てていくことが大切だと思います😃
Have a lovely day💖
✨瀬戸・志段味の英語と英語でプログラミング教室MIRAI Labo.(ミライラボ)✨