◯ Today’s news
先日 8 月 15 日にわが国では終戦記念日を迎えましたね。
日本では 8 月 15 日に制定されている「終戦の日」ですが、
第二次世界大戦が終結した日は国によって異なることを知っていましたか?
そもそも、「終戦の日」というのは定義が難しく、
日本がポツダム宣言(アメリカ、イギリス、中国より日本 に対して発せられた降伏勧告の宣言)を受諾したのは 1945 年 8 月 14 日、
昭和天皇がラジオを通じて 国民に対して戦争に負けたことを告げたのは 8 月 15 日、
日本政府による降伏文書への調印は 9 月 2 日だったそうです。
日本では多くの国民が戦争終結を知らされた 15 日を「終戦の日」としていますが、
アメリカでは 9 月 2 日を「対日戦勝記念日」(Victory over Japan Day)としています(通称 VJ Day)。
上記では日本とアメリカを例に出しましたが、
ドイツ、イギリス、中国、ロシアなども入れると戦争終結の日はさらに変わってきます。
各国の立場や出来事が異なるので当然の帰結ですね。
海外に行った際は、このようなことも踏まえながら他国や異文化を尊重できる国際人を目指せると良いかと思います。
特に政治や宗教関連の話題に関しては、我々日本人の感覚よりもデリケートなことが多く、配慮が必要です。
前置きが長くなりましたが、
今日は戦争関連のニュースから英語を勉強してみたいと思います。
8 月 9 日に米軍の原爆投下から 77 年を迎え、平和公園で平和祈念式典を開催した長崎県のニュースを引用してきました。
英文:Prime Minister Kishida vowed to keep Nagasaki as the last place to endure horror of nuclear weapons.
和文:岸田総理大臣は、長崎を核兵器の恐怖に耐える最後の地にし続けることを誓った。
まず、「Prime Minister=総理大臣」ですね。
この「minister」には「大臣」という意味があり、総理大臣以外の役職も表すことができます。
例えば、「文部科学大臣=Minister of Education, Culture, Sports, Science and Technology」など。
ちなみに、役職ではなく機関の方の「文部科学省」は「Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology」と言います。
「minister」と「ministry」は関連語 なのでセットで覚えておきましょう。
また、「nuclear weapon=核兵器」もニュースに頻出する重要な単語です。
「nuclear」という形容詞には、「核兵器の」の他に「原子力の」という意味もあり、
日本関連のニュースでは「nuclear power plant(原子力発電所)」がよく出てきます。
このように、様々なジャンルのニュースに触れることで、
同じ単語でも異なる意味や視点に気が付くことができますね。
日本語でも英語でも構わないので、旬の話題には興味を持ち、気になったことはどんどん調べましょう。